山形県鶴岡市と新潟県村上市の県境の集落に伝わる[しな織]は日本最古の織物の一つで、それを成す繊維は木の皮を原料にしています。
集落では梅雨時期になると[しなの木]から樹皮を剥(は)ぐため男衆が山に入るのがこの地の恒例行事です。
しなの繊維は現代では希少ですが、今から1万年前の縄文時代には縄として用いられており[しな織]もその手技を汲みます。日本人のルーツ的な繊維の一つです。
※画像は約100年前に使われていた「しな織の蒸し布」 ご提供:旧丸長旅館 様
特徴としては、軽く丈夫で水に強く麻と比べるとしなやかさがあります。そのため、木綿が普及するまでは袋や漁網の素材として、私たちの暮らしに欠かせないものでした。
その特性を生かしたしな織のコースターはグラスと吸着することなく、水分も適度に吸収するためストレスがありません。
また、自然素材のしな織は一本一本の糸に表情があるため、柄が自然と浮き出て、経年すると色が深まりしなやかさが増すのも魅力です。
もちろん、しなの花ティーとの相性は抜群ですので、ご一緒にお求めいただき縄文の空気を味わうのはいかがでしょうか。
※自然布なので糸の色が一つ一つ異なります。商品は選べませんのでご了承くださる方のみお求めください。
◯素材
・シナノキの靭皮(靭皮繊維)
靭皮(じんぴ):植物の茎や根にある硬くて丈夫な繊維組織のことを指します。
この部分は、植物が風や重力に耐えられるように支える役割を果たしています。
◯原産国
・日本(山形県鶴岡市産)
◯サイズ
・10.0cm~10.5cm×10.0cm~10.5cm(フリンジなし)
※フリンジを入れると両端合わせてプラス2.4cm~3.0cmが加算されます
◯お取扱い
・手洗い後は、十分に乾燥させてください。
・強くこすると毛羽立ち切れることがあるので力加減にご注意ください。
・シワが気になる場合はアイロンをあて布をして低温でご使用ください。
・食洗機のご使用はお避けください。
◯注意事項
・自然布のため糸の色が一つ一つ異なります。商品は選べませんのでご了承くださる方のみお求めください。
初めて手にする生地ですが、どこか懐かしさを感じました。自然な柄がナチュラルで気に入ってます。
気づきをいただくレビューをありがとうございます!
初めてのしな織との出会いに懐かしさを感じていただけたこととても嬉しいです。ナチュラルな風合いをこれからもお楽しみください。