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【森で生まれかわる】しな織のテディベア[りん]

umunowa

定価¥132,000 特価



[しな織]は日本最古の織物の一つで[しなの木]から樹皮をはぎ、内皮を原料にし糸を紡ぎます。




自然素材のしな織は一本一本の糸に表情があるため、柄が自然と浮き出る美しさに加え、経年すると色が深まりしなやかさが増すのが魅力です。



今日では希少な繊維文化ですが、1万年前の縄文時代では縄として用いられてました。
現在の[しな織]もその手技を汲みます。しなの繊維は木綿が普及するまでは袋や漁網の素材として、私たちの暮らしに欠かせないものでした。



※画像は約100年前に使われていた「しな織の蒸し布」 ご提供:旧丸長旅館 様

umunowaが手掛けるテディベアはそんな縄文薫る[しな織]をメインの素材とていますが、単に珍しい素材を使っているだけではありません。




実は、本体を成す全ての素材が循環素材からつくられており、モノとしての役目を終えた時には、森に還り再び生まれかわる壮大な循環をコンセプトにした作品なのです。




そのため、詰め物にはしなの木のくず糸、縫い糸には生分解性バイオ繊維、そして瞳にはリユース可能なグラスアイを使用しています。また、生地の形を整え厚みを出すために使用される化学繊維の接着芯を使っておらず、環境に配慮した特別な仕様です。




[しな織のテディベア]は木から生まれ、モノとして手に取られ、役目を終えた後には土に還り、そして再び木と成ります。
この一連のサイクルは現代の生活の中で忘れがちな「自然と共に生きる暮らしの大切さ」を再認識させ、「私たちの営みは自然の大きな循環の中にある」ということも教えてくれるはずです。




しな織のテディベアには「りん」という名前をつけさせていただきました。この名前には循環を想起する「輪」や「ring」の意が込められております。

 ご縁を感じてくれた方に「りん」をお迎えしていただけたらうれしいです。


◯仕様
素材:シナノキの靭皮(綾織のしな布)
※靭皮(じんぴ):植物の茎や根にある硬くて丈夫な繊維組織のことを指します
この部分は、植物が風や重力に耐えられるように支える役割を果たしています

瞳:グラスアイ
詰め物:シナノキのくず糸
縫い糸:生分解性バイオ繊維
刺繍糸:コットン
接着芯:不使用
ジョイント:金属、紙ボード
5ジョイントで頭手足の全てが可動します
付属品:しな縄で編んだマフラー(取り外し可能)

原産国
・日本

サイズ
体長(足を伸ばした長さ):35cm ※自立しません
座高(座っているときの高さ):25cm
体重:443g

お取扱い
・汚れた際は水または中性洗剤を少し混ぜた水で濡らしたタオルをきつく絞り、軽く拭いてください
・強くこすると毛羽立ち切れることがあるので力加減にご注意ください
・濡れた場合は乾いたタオルなどで水気をとり風通しの良い所で乾かしてください

◯注意事項
・毛足のない生地にバイオ繊維を使用しているため縫い目がみえる箇所があります
・生地の性質上、長くお使いいただくと色が濃くなり生地が柔らかくなります
・稼働箇所を過度に動かすことでジョイントがゆるくなりますのでご注意ください
・お客様都合での修理は別途有料で承りますのでご相談ください

◯循環の流れ
モノとしての役目を終える

着払いで返送

土に還らないガラスパーツなどの除去

しなの木の森へ還す
※写真や動画などでご報告させていただきます

◯製作者
テディベア作家:hataco
Instagram:https://www.instagram.com/hatacobear/
作品掲載本:マイフレンド・テディベア